成功するのはひと握り。

MLM超実用マニュアル  > MLMコラム  > 成功するのはひと握り。


 「MLMは、しょせん、一部の人しか成功しないのではないか」という人がいます。ある意味ではその通りです。

 たとえばA社の会員は、今50万人いるとします。この中で成功しているといえるのは、代理店クラスの人だとしましょう。

 代理店クラスの人が仮に5000人いるとすれば、成功者は100人に1人の確率ということになります。100分の1の確率……これが、「一部の人しか成功しない」根拠です。

 ところで、ここで質問です。MLMで成功した人は、

①製品をしっかり使っていると思いますか?
②セミナーに出ていると思いますか?
③プランをきちんと説明できると思いますか?
④毎日のように、仕事をしていると思いますか?

 まず、製品を使っていないけれど成功した、などという人は存在しません。また、人に「プランを説明してください」と言われて、「いや、しくみはよくわからないですが」などと言う人が成功できるわけがありません。成功者はちゃんとセミナーに出て、プランを話せるようになっています。

 さらに成功者は、いつも仕事として誰かと会っています。毎日ちゃんと仕事をしているのです。

 でも考えてみれば、①も②も③も④も、MLMで最低限やらなければならない、当たり前のことです。そしてこの当たり前のことを全部クリアしている人数は?というと、ちゃんと5000人くらいになるのです。

 100分の1と聞くと、とんでもない狭き門だという気がしますが、成功する人は、「普通はこれくらいのことはしているだろう」という、常識的なことをやっている人です。
 
 それをやっている人は、ちゃんと成功しています。

 成功者は、運やまぐれで成功したわけではありません。成功するために行動した人だからこそ、成功したのです。

 ですから、確率というものはこういった場合、あまり意味がありません。自分で成功したいと思い、実際に努力した人が占める「成功者の確率」は、おそらく100パーセント近くになるでしょう。どんな分野でも、成功するのは一部の人だけです。それは、成功するような行動をする人が、いつも一部だけ、だからなのです。

 話は変わりますが、アフリカに、すごい部族がいるそうです。雨が降らず飢饉が起こったときに、ある踊りを踊ると必ず雨が降ってくるーそんな特殊な能力をもった部族がいるというのです。

 アメリカの科学者チームが、その噂を聞き、不思議に想って調査に行きました。帰ってきた彼らがまとめたのは、本当に100パーセント雨を降らすという報告書でした。

 「一体それは、どんな踊りなんだ?」

 誰でもそう思います。しかし、その報告書を読み進めた人は、唖然としました。

 「彼らは雨が降るまで踊り続ける」

 という報告書だったのです(笑)!

 部族の人が踊り続ける。それでも雨が降らないと、村町は「まだ祈りが通じんぞ」と叫ぶ。またみんな必死になって踊るけれど、それでも雨が降らない。また村町は「まだまだ、届かんぞ」と叫ぶ。

 これをずっと続けて、皆が必死になって踊っているうちに、いつかポツリポツリと雨が降ってくる……。部族の皆は、「神に祈りが届いた」と狂喜する。

 これは本当の話です。そしてこれが、間違いなく「100パーセント、雨を降らす方法」なのです。

 「100パーセント、雨を降らす方法」は、「あなたが100パーセント、成功する方法」でもあります。【なるまでやめない】まず、そう決めるのです。あなたがそれを決めた瞬間、未来のゴールまでの道が設定されます。

 さて、そこで質問dす。その道の上に並んだ出来事……日々の動きは、すべてが絵に描いたようにうまくいく出来事ばかりでしょうか?

 それとも、よいこともあれば、悪いこと(断られたり、着信拒否にあったり、あいまいな返事だったり)もあると思いますか?

 そうです!記号でいうと◯ばかりでなく△や✕もあると思いますよね?
 さぁ、ここでさらに問題です✕は前進でしょうか?後退でしょうか?

 日本の教育では、成功の反対言葉は失敗と終わります。しかしビジネスの現場では、失敗は前進なのです!多くの成功者が口を揃えて言うこと。それは、「数多くの失敗の先に成功があっただけだ」という言葉です。

 つまり、ある意味、失敗の山のことを成功と呼ぶのかもしれません。この考え方が常識になれば、いつか「ビジネス語辞典」に「成功=数々の失敗の集積が形を変えたもの」と書かれることになるでしょう。

 そう、そして本当の成功の反対言葉は平凡(何もしない)だと気づいてください。