ネットワーク・ビジネスは本当は違法すれすれの商法ではないのですか?

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 違法ではありません。

 ネットワーク・ビジネスをネズミ講と間違えたり、勘違いしている人がいまだに意外に多いのに驚かされます。そんな人に出会ったら、まず「あなたはネズミ講ってどんなものだと思っていますか?」とたずねてみることです。いまどきこんなトンチンカンな質問をする人は間違いなく100%、何も正しく答えられない人ばかりです。

 ネズミ講というのは、金銭のみを目的としたマネーゲームです。そこには商品の流通という目的がありません。したがって必ず破綻をきたし、最初にかかわった人だけが利益を得てさよならするというのがよくあるパターンです。これは法律できびしく禁止されている、商法と呼ぶにも値しない違法な行為です。

 マルチ商法あるいはマルチまがい商法という言葉も、日本では悪徳商法の代名詞として一般には理解されています。なぜならそこでは一見、製品が流通しているかのように仕組まれていますが、それは無価値の製品だったり法外な価格のものばかりだからです。

 しかし97年2月に東京地裁が「マルチ商法」および「マルチまがい商法」は悪徳商法の意味で用いられているとしたうえで、「ネットワーク・ビジネス」はその意味での「マルチ商法」とは認めないという判決をくだしました。

 これに当たる判決は、アメリカではすでに79年に出されています。アメリカではネットワーク・マーケティングを意味するMLM(マルチ・レベル・マーケティング)は正当なビジネスであると早くから認識されたのです。この事実一つをとってみても、日本は20年遅れていることになります。その証拠にアメリカでは、大学のマーケティング学科のなかにネットワーク・マーケティングの講座を開いているところも数多く見受けられます。

 いずれにしても、ネットワーク・ビジネスは製品の流通を目的としたマーケティング手法の一つで、けっして違法なビジネスではないと理解したうえで、あなたも安心して、誠実に取り組んでいってください。ここであえて「誠実に」といったのは、どんな企業やビジネスにも必ず「悪徳」は存在しますし、それゆえに誠実さこそ正当なビジネスの王道だと思うからです。