あなたの考え方次第です。
しかし、事務所の規模にもよりますが、そのために生じる出費と多少の面倒は考慮する必要があります。自宅でやる場合には事務所維持費と通勤時間が節約できるわけですから。
なかでも時間の無駄は考えてみる必要があるでしょう。それは往復の通勤に要する時間を足し算してみればわかることです。その時間は何かに有効利用できますし、通勤から生まれる疲れは計算できないマイナス。
自宅でビジネスを進める場合は、資料や記録などの書類もそこに保管すればいいわけで、必要に応じていつでもすぐに取り出すことができます。このことはネットワーク・ビジネスを進めるうえで予想以上に重要なことです。「いまここに資料がないので、あした事務所で調べてから電話します」などという必要がなくなります。
それにも増して重要なことは、あなたのネットワークの人々が、何かの必要があってあなたに連絡したいときに、昼夜を問わずその連絡場所が1ヶ所だということです。このことはダウンラインの人々と密接なコミュニケーションをとっていくうえで大切なことです。
現実的にも、自宅でやるほうがいろいろな利点があると思います。自宅を事務所とすることにより事務所経費として処理できる税金面での利点もありますが、通勤費、事務所経費、そのほか諸々の出費をどう考えるかは、あなた自身の判断といえましょう。
アメリカでは一般化したSOHO（スモール・オフィス・ホーム・オフィス）という考え方を取り入れて、自宅でビジネスを進める人が日本にも増えてきました。しかし日本の住宅事情や、ビジネスの体裁のために事務所をもちたいという人も多いようです。
それもこれも費用対効果だけでは計れない、あなたの考え方によることです。