人を変えるのではなく、自分を変える。

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 私はセミナーで「成功したい」と言っている人に、こう問いかけることがあります。

 「成功者はプランを話せますよね?ところで彼らは、プランを話せるから成功したのでしょうか?それとも成功したからプランを話せるようになったのでしょうか?」

 すると、多くの人が前者だと言います。「では、あなたはプランを話せますか?」と聞くと、「いいえ」と大半の人が答えます。

 これはかなりの矛盾だと思いませんか?あなたはプランを話せないと、成功しないと知っている。だけど、覚えない。でも、成功したい!まるで、アクセルをふかしながらブレーキを踏んでいるのと同じ状態です。

 多くの人は、成功しないことがわかっている行動を続けているのでは、成功するわけがありません。
 
 本当はこんな自分じゃ成功しないだろうな、とわかっていながら、ひょうっとしたら小手先でうまくいくかも、と思ってやっている人がほとんどです。

 たとえば、私がレジ打ちの仕事にチャレンジしたとします。ろくに説明も聞かず、ただの勘で仕事をしていたら、おそらくミスの連続で、お客にも上司にも怒られるでしょう。疲れ果てて、家に帰り、きっと私はこう言います。

 「俺はレジ打ちには向いてないわ…」

 向くも向かないも、説明を聞かずにうまくやろうなどということ自体、虫がよすぎます。MLMも同じことで、基本的な準備も練習もせず、行き当たりばったりに伝えてもうまくくはずがありません。MLMでは、必ず言われることがあります。「ネズミ講じゃないか」「友達をなくすよ」「宗教みたいだね」「その手のはなしは、俺はいいよ」etc

 そんなふうに否定してくる相手に立ち向かうには、自分のビジネスに対する確信をもっていなければなりません。

 その場で具体的な答えが出ず、納得できなくても、「自分は間違っていない、今は答えられなくてもかならず答えはある」という確信をもてることが大切なのです。常々、私は、一緒にやっていこうとする人たちに、「何を言われても揺るがない自分をつくりなさい」と言っています。そして、そんな自分をつくることを、私は「自分づくり」と言っています。

 自分づくりができていないから、ネズミ講と言われた瞬間、あなたは意味もなくうろたえてしまうのです。まず、自分のスタンディングポジションを変えてください。小手先で他人だけを変えようとするのは、虫がよすぎます。

 MLMでの成功は、まず自分が変わるところからスタートするのです。人を説得し、やる気にさせるテクニックを学ぶのではなく、まずは自分が成功しそうな人間に変わる。これが大切なのです。