質は量からしか生まれない

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 物事の上達は、ある程度の数がなければ質に転化できません。成功するためには、数をこなすことが必要なのです。
 
 ところが中には、最初から質を狙って失敗している人がたくさんいます。自分に都合のいい人ー自分の思い通りに動いてくれて、何一つ嫌な顔をせずにディストリビューターとして登録してくれる人ばかりを狙おうとするから、じっくり考えてアポイントを取ることになり、その結果、量が不足し結果も思わしくない、ということになってしまいます。

 そんな人に活動量を尋ねると、「まさか、それで成功するとは思っていませんよね」と言いたくなるほどの少なさです。

 では、なぜ量をこなさい人がいるのでしょうか?人は、セミナーに出席して、燃えているときにアポイントを取るーという原則があります。

 燃えているときに1件のアポイントを取り、ドキドキして約束の日がくるまで待っていたものの、その1件がうまくいかず、めげてしまう。しばらくアポを取る気になれず休眠状態……やっと月末にアップから連絡があり、月初のセミナーへ!

 そこで、また燃えて、またアポを取り、また同じことの繰り返し……。よくある話です。こういう人は、間違いなくうまくいきませんが、ほとんどといっていいくらいのパターンです。

 後ほど述べますが、これを解決する単純な鍵は、燃えているときにまとめてたくさんのアポが取れるかどうかということです。アポイントは、5回まではなかなかうまくいきませんが、6回目ぐらいから極端に上手になり、確率が上がってくるものです。

 ですから、アポイントをまとめて20件ぐらい取れる人は、どんどんうまくいくようになります。
 
 セミナーで話をするのも、3ヶ月、あるいは半年の間に10回続けてやれば、誰でも上手になります。しかし、1回やって、それからずっと間を空けてしまったら、またゼロになってしまいます。
 
 質より量、なのです。いい質は多くの量からしか生まれません。この「量をこなして質に転化する」という方法論は、どんな仕事にも通用する、成功するために絶対必要な考え方だと思います。

 とにかく数を打つこと。最初から質を狙うのは決して悪いことではありませんが、質を上げようとするあまりスピードが遅くなったり、臆病になったりすのは本末転倒です。

 だから私はグループの人に、ひと通り勉強したら、びくびくせずに、まう肩ならしのつもりで20人ぐらいに断られてきたらいいよ、と言います。最初から正しい答えを出そうとして固くなるより、間違ってもいいからのびのびとやったほうが、得てしてよい結果が出るものです。

 ただ、何と言って断られたか、それに対して自分がどんなふうに言ったかは、きちんと記録しておいたほうがいいでしょう。

 量を目指し、プランを立てて、友達からのフィードバックを受けながら1回1回のアプローチに臨む人、そんなふうに回数を重ねるごとに上達しようとする人は、より早く成果を生み出すことができるでしょう。

①どうやるかよりなぜやるか
②やり方とあり方
③人を変えるのでなく自分が変わる
④「わかってくれない人」がお客さん
⑤「伝えたいこと」と「伝わること」
⑥質は量からしか生まれない

 これらの究極の違いをいつも忘れないようにすれば、あなたは、成功するまでの時間を一挙に短縮することができるでしょう。