「壁」の高さは?素材は?厚みは?

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 ある著名な経営者は、「多くの人が賛成する案は却下し、逆に反対意見の多い案を採用する」と言っています。

 誰もが納得するような案にはすでにチャンスがなく、反対意見も多いものほど大きな可能性を秘めているからということだそうです。

 MLMも同じです。

 多くの人が「やらない」理由が、実は「やる」理由に変わります。うまくいかない理由の中に、チャンスが潜んでいるのです。このことに早く気付いた人がMLMで成功します。成功者は、多くの人が「壁」だと思い込んでいるものを利用して、成功に結びつけているのです。

 物事がうまくいかないとき、「壁にぶち立っている」という人がいます。そんなふうに言う人に対して、私は意地悪く、「そうなんですか。でもその壁はどれくらいの高さで、どれくらいの厚みがあって、どんな素材でできているのですか?」と尋ねます。

 答えることのできる人は、だれもいません。それもそのはず、本当は、「壁」などないのです。もしあなたが「壁にぶち当たっている」のであれば、それはあなたが勝手に「壁」というタイトルのストーリーをつくっているだけ!なのです。

 『最後の授業』で世界中に感動を与えたカーネギーメロンあヂ額のランディ・パウシュ教授は、「思ったようにうまくいか体験を『経験』と言う」と言っています。「物事がうまくいかない」ことを、ある人は「壁」と解釈し、ある人は経験と解釈する。

 この違いは一体どこから生まれるのか?前提です!何を前提にして見ているかによって、物事の捉え方はまるで違ってくるのです。成功すると決めている人によっては、うまくいかないことは「経験」です。ところが成功をためらっている人にとっては、同じことが「壁」になります。

 別の言い方をすると、成功すると決めている人は、「どうやったらうまくいくか」を集中して考えます。ところが決めていない人は、「だからむずかしい」と、できない言い訳に変えてしまうのです。

 私は、自分は「成功する」「必ずうまくいく」と決めています。だから、誰もが壁と錯覚しているものは、実はものすごいチャンスだと考えています。

 いや成功者はすべて、人が壁と思っているものを、逆に道具にして、成功してきたのです。多くの人が「むずかしい」「できない」と思っていることを違う角度から見ることで、「やる理由」に変えたり、モチベーションに使ったりするーこれが、私が多くの成功者から学んだ考え方です。

 ここでそのいくつかをお伝えしましょう。