どこに行きたいの?

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 まず目標です。

 目標は、前の章でも述べましたが、あなたをすぐに行動に誘うような目標でなければなりません。

 つかみどころのないような大きな目標だったり、遠すぎていっこうに近づいている感覚を得られない目標だったりすると、やる気がなくなってしまいます。

 一般的に言って、ちょうどいいと考えられるのは「今月の目標」でしょう。身近で具体的な今月の目標とそれによって得られるだろう収入は、あなたを奮い立たせます。あなたはすぐにでも行動しはじめるに違いありません。

 ただし、やみくもに行動しても結果は期待できません。目標を立てたら、はやる気持ちを抑え、大まかなものでもいいので「行動計画」を立ててください。計画の立て方を簡単にお教えしましょう。計画は「イメージ」「数量化」「そのためにすべきこと」の3つに分けて考えます。


①イメージ

 MLMでいうイメージとは、まずマップを書くことです。今月誰に話し、誰をスポンサーにし、誰のグループを伸ばしていくか、そのイメージをマップにします。このとき試しにマインドマップであなたのグループマップを書いてみてください。きっとあなたの脳内ネットワークとつながり、面白い発想がいろいろと浮かんでくるはずです。

 ここで注意したいのは、これからスポンサーにしようと考えている人の名前も、点線で結ぶなどしてマッピングすることです。不思議なことに、月末にはその点線が実線に変わることがほとんどです。


②数量化

 ビジネスは当然、数字で表されます。人数だったり、発注金額だったり、場合によっては商品の個数で表されることもあるかもしれません。それらの数字から、目標達成した場合のあなたの収入が算出されます。その数字と収入を計算し確認して、行動に移ってください。


③そのためにすべきこと

 今月の目標をクリアするために、具体的に何をすべきか、思いつくままLISTにしてみましょう。アポイントの電話だったり、グループの人との面談だったり、あるいは一人でプランを覚えることなど、小さな行動でもいいから書きだしていくのです。書きだすときは、「とにかく頑張る」とか「たくさんの人に話す」とかのように、抽象的なものであってはいけません。

 「誰に、いつ、アポを取る」というように、具体的で明確なものにしてください。「なるほど、もしそれをやれば数字を達成できそうだな」という計画が立たなければ意味がありませんよね?

 あなたの経験が少なければ、その数はあまり多くないかもしれません。しかし経験が増えるにつれて、思いつくLISTはどんどん増えていくでしょう。LISTを作る能力は、問題解決能力と言い換えることができます。ネットワークビジネスでは、この能力がそのまま収入になるのです。

 LISTを作ったら、今度はそれらに優先順位をつけていきます。月末になっても結局連絡が取れなかったり、クロージングする時間がなくなったりすることはよくあります。それを防ぐために、優先的にしなければならないことを明確にするのです。時間がかかってしまうことの優先順位を上げて、まずそこからとりかかりましょう。すべきことには、一人でやらなければならないこと、スポンサーやアップラインの人に協力を依頼することなど、いろいろとあります。すべてLISTにあげてください。協力が必要なことは相手があることなので、優先順位的にはかなり上位にくるはずです。

 段取り上手は仕事上手、素晴らしいダンドリストになってください。