人からどう思われるか?

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 これこそ定番の「壁」。笑

 MLMをやることで人からどう思われるのかが気になる、という人がたくさんいます。

 ここで、二つの質問があります。ちょっと昔にさかのぼってください。第一の質問です。中学校で暮らす替えがありました。一人ずつの自己紹介が始まり、黒板の前で誰かが自己紹介をしています。そのときあなたは何を考えていましたか?

 第二の質問です。

 学校で卒業アルバムの集合写真が出来上がりました。あなたは誰から探しましたか?この二つの質問の答えは、皆さん、不思議なほど一致します。つまり、自己紹介のときには他人の話は聞かず、自分が話すことを考え、集合写真を見るときは誰よりも真っ先に自分を探します。

 人間は、日がな1日中、自分のことばかり考えています。うれしかった。頭にきた。お腹がすいた。方がこった。急いでるんだよ。ぜんぶぜんぶ。自分のことです。

 人は自分のことしか考えていません。ということは?そう誰もあなたのことなど気にしてはいない(笑)のです。本当はあなたのことなんて気にしていないのに、MLMのことを話すと、「悪いことは言わないから、やめておけば」と言う人がいます。

 そう言う人には「わかった、じゃあ、あなたの言うとおりにやめておくから、私の夢をかなえてくれる?」と言ってみてください。

 相手にそんなことができるわけがないのえ、当然、「それはムリだけど」となるでしょう。要するに、人が何と言おうと、誰もあなたの人生に責任を取ってくれはしないのです。あなたの人生に責任を獲るのはあなた自身しかいません。人にどう思われるかを気にしたり、他人の意見に左右されたりするのは、もうやめるべきなのです。

 むしろ考えるべきなのは、「自分が他人からどう思われているか」ではなく、「自分は他人にどう思われたいか」ということです。

 草碑銘というものがあります。外国のお墓には必ず、「○○○な人、ここに眠る」などと、個人の生前の業績が刻まれています。

 実は、草碑銘は必ず他人が書かなければいけないという決まりがあって、故人の指示通りに書くことは許されていません。草碑銘に何と書かれるかは、その人がどう思われていたかがモノを言うわけです。

 あなたは草碑銘に、自分のことをどんなふうに書かれたいですか?

 まさか、人目を気にし、できるだけいろいろと思われないように人生を過ごして、「人から何も思われなかった人、ここに眠る。」などと書かれたいわけではありませんよね。

 私だったら、「人生を感動で満たし、美しい人やものに囲まれ、多くの人に夢を与え続けた男、ここに眠る」というのが理想です。

 そんなふうに人に思われて生きていきたいし、そうなるように努力しようと思います。

 ただ、こんなふうに言っても、人目が気になって仕方がないという人もいるでしょう。開き直って、「生まれつき人目が気になる性格なんだから、しようがないじゃないか」と言う人もいるかもしれません。

 でも、それは違います。あなたは別に、人目が気になる人ではありません。こんな話があります。あるところに、人目ばかりを気にしている女性がいました。いつも綺麗にお化粧をして、ゴミを捨てに行くにも身だしなみに気を遣うほど、他人の目を気にする人でした。

 皆が集まる場所では、絶対に自分の意見は言わず、皆に従い、嫌われないように、目立たないようにしていました。

 ある日のことです。彼女の住む町で火事が起こり、彼女の家にも燃え移りました。近所の人は出てこない彼女を心配してドアをたたき続けました。

 「おい、火事だぞ、早く逃げろ!」

 昨夜遅くまで仕事をしていて疲れ果て、熟睡していた彼女でしたが、近所の人の大声とただならぬ気配にようやく目を覚まし、ものすごい俊敏さで飛び起きました。ドアを蹴破り、ものすごい形相で外に飛び出す彼女。周囲からはおのずと拍手が沸き起こりました。

 「よかったぁ」

 ところが、近所の人たちは誰も、ドアから出てきた女性が誰だか気付きませんでした。そうです、パーフェクトなすっぴん&爆発した寝ぐせの髪&そして何ともいえない趣味のクシャクシャに乱れたパジャマ……。ふだんの彼女とは似ても似つかない人が、そこにいたのです。

 ここで、質問です。彼女は、火事だと聞いた瞬間に全く人目を気にしない性格に変わったのでしょうか?

 もちろんそんなことはありません。彼女の性格は変わっていません。ただ、彼女の前に人目よりも大切なものが現れただけです。そう、「命」です。

 人は、無意識に優先順位をつけて行動します。あまりに一瞬に判断するので、当の本人もそのことには気づいていません。彼女は人目を気にする性格だったのですが、「火事だ」と聞いたその瞬間に人目のことより飛び出すことを選んだ。命がかかっているときには、性格も何もあったものではありません。

 そしてこれは、MLMで成功するために非常に重要なことなのです。

 MLMの話を断る人は、自分には才能や環境がないから成功できない、と言います。「MLMをやってる人は、好きだから、得意だからやっているんでしょう」と言う人もいます。

 しかしMLMで成功した人たちは、決してその仕事に向いていたり、あるいは才能があったりしたわけではりません。人目を全く気にしない人たちだったわけでもありません。はっきり言います!

 成功者は、ただ単純に願望が強かっただけなのです。おそらく躊躇したり、人目を気にしたりすることもあたでしょう。しかし、願望がそれをはるかに上回っていただけなのです。

 MLMを好きだからやっているというより、夢をかなえる手段がこれしかないと思ったからやっているのです。どうしても成功したかったら行動し、その結果、才能が磨かれただけなのです。

 MLMで成功した人の中には、普通の人が障害と感じるような要素をもっている人が少なくありません。その障害をのり越えられたのは、障害を上回る願望を持っていたからです。願望といっても、別に人を感動させるような立派な願望でなくともかまいません。「あと5万円欲しい」「家賃の滞納をなくしたい」というものでもいいのです。お金のことだからといって、引け目を感じることはありません。

 不可能なのは、「お金を稼ぐこと」を、汚いことと思っている人がいることです。そういう人に聞きたいのは、「あなたはなぜ働いているのか」ということです。もちろん、お金が必要だからです。私たちは毎日、生活をするために働いて、お金を稼いでいます。それを馬鹿になど、できるわけがありません。

 しかし、日本人には、お金に対する執着を汚いとする傾向があります。
 そういう人は必ず言います。
 お金がすべてではない、と。
 そんなことは当たり前のことです。
 お金は幸せになるためのすべてではありません。しかし間違いなく、幸せになるための一つの要素です。
 
 お金持ちになると人が変わるかもしれない、ということを恐れている人もいますが、大丈夫、人間はそう簡単に変わりません。

 お金があって変になる人がいるとすれば、それはお金のせいではありません。その人はもともと変な人で、たまたま収入があんくて不自由していたため、本来の変さを出せなかっただけなのです(笑)。そしてお金で自由を手に入れた瞬間に、その変な性格が露出してきただけなのです。

 お金儲けに対する妙な先入観は、きっぱり捨ててしまいましょう。

 お金が汚いと思っていたら、お金のほうも「悪い」と思って寄ってきませんよ!健全な願望を持ってください。