PR時代にもかかわらずネットワーク・ビジネス企業が広告宣伝をしないのはなぜですか?

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 ネットワーク・マーケティング企業がほかの従来の企業と異なる点がいくつかありますが、基本的に広告をしないちう点もその一つです。それはネットワーク・ビジネスが「人から人へ伝えられる」ことを基本コンセプトとしているからです。

 現在、全国規模で広告をしようとすると、テレビ、ラジオ・新聞・雑誌への広告費用は莫大な金額になります。そのほかにも街角のビルボードと呼ばれるものや屋上にあるネオンサインや電車の中吊り広告など、広告媒体と呼ばれるものが無数にあります。これらのものに巨大な費用を投じたとしても、それが大量販売・広域販売につながれば大量生産によって経営が成り立つと考えるのが、従来のマーケティングのやり方であり、いまでもそれは変わっていません。

 それに対して、人から人への口コミによって製品のよさが伝えられ、そこで節約された巨額な広告費や流通コスト分は製品開発費や原材料費にまわそう。そして製品の流通のキッカケをつくった紹介者にそのお礼として報酬を提供しようというのがネットワーク・ビジネスの基本的なコンセプトなのです。

 莫大な広告費を投じて100人の人に1回買ってもらうより、10人の愛用者を大切にして10回買ってもらうことのほうが企業は安定するという考え方が、いまアメリカでは大きく広まりつつあります。リレーションシップ・マーケティング(あえて「心のマーケティング」と私は訳します)と呼ばれるものです。ネットワーク・ビジネスは、まさにこの考え方を先取りして、いち早く実践しているマーケティングだといえます。